栄養・給食管理ソフト Mr.献ダテマンWebは、【日本人の食事摂取基準(2025年版)】に対応致します。
日本人の食事摂取基準とは?
日本全国の管理栄養士様が業務を行う上で欠かせない食事摂取基準が、05年の制定以来4度目の改定版が25年4月からスタートします。
食事摂取基準は、「健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましい、エネルギー及び各栄養素の摂取量の基準」です。
年代別標準体型や研究の進歩を反映し5年毎に改訂されています。
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省
2025年版の変更のポイント
2025年版の改定では、①高齢化社会の進展、 ②生活習慣病の増加、③科学的根拠の集積等を踏まえ、主に次の点が変更となりました。
1. 食物繊維の摂取基準 増加
食物繊維は様々な生活習慣病のリスク低下に寄与することが報告されており、25g/日が理想とされています。
一方で、日本における摂取中央値が12.45g/日であることを踏まえ、実施可能性の視点から目標量22g/日が設定されました。
2. 鉄の耐容上限量の削除
鉄は鉄沈着症を想定し耐容上限が設定されていましたが、近年の研究により、遺伝子異常との関連が示唆されており、鉄摂取
との定量的関係が明らかではありません。
その他重篤な症状に至る想定疾患がないことから、耐容上限量は削除されています。
3. 骨粗鬆症とフレイル観点の追加
高齢化社会において健康寿命の延伸や介護予防は重要で、フレイルは加齢に伴う身体機能の低下を差し骨粗鬆症と密接に関連が
あります。定性観点として、骨粗鬆症の予防に必要な栄養素(カルシウム、ビタミンD)や、フレイル予防に重要なたんぱく質の摂
取が強調されました。
その他、アルコールの取扱いや、年代別標準体型の更新に伴う改定がありますので、詳細は厚生労働省HPに公開の検討会報告書を
ご参照ください。
Mr.献ダテマンWebへのリリース時期
2025年3月中リリース予定です。
リリース後も、現行の食事摂取基準2020年版と最新の2025年版を設定で切り替える事ができますのでご安心ください。